大邱をいろんな角度から深堀りするWEBMAGAZINE!第7回目の今回は元祖大邱ガイドブック著者「あんそら」さんのインタビューをお届け。
あんそらさんのガイドブックを持って大邱に遊びに来た人も多いのではないでしょうか?
あんそら的大邱旅マイルールのお話も!ぜひ最後までお楽しみください。

こんにちは!今日は「大邱 週末トラベル 韓国第3の都市で過ごす ときめくテグの楽しみ方48」の著者であるあんそらさんへインタビューをしていきます!それでは早速、あんそらさんが韓国にハマったきっかけはなんですか?

こんにちは!ライターのあんそらです。きっかけは1998年の初訪韓です。そのとき韓国にはまり、通い詰めるようになりました。2002年のワールドカップ日韓共催を前に、韓国旅行ブームが始まりつつある頃でした。

おお!今盛り上がっているワールドカップ、日韓共催はもう20年も前なんですね。ハマって通い詰めてお仕事に繋がったのはどうしてですか?

当時からライターをしていたので、韓国のガイドブックを作りたいと思うようになって出版社に企画書を出し、紆余曲折の末、2003年にソウルのガイドブックを共著で出版。その後、2005年に「あんそら」のペンネームでオール手書きのガイドブック『韓国へ行きたい!』を出版し、2018年に8冊目の『大邱週末トラベル ときめくテグの楽しみ方48』、2019年に9冊目の『慶尚北道週末旅行 ときめく地方旅の楽しみ方48』を出版することができました。

おお~!出版社に企画書を提出して自分で切り拓かれたんですね…!あんそらさんは、かなり渡韓していらっしゃる印象ですが、日本との行き来は大変ではありませんか?

おっしゃる通り長年ガイドブックを制作しながら日韓を行き来していましたが、2021年末、縁あって韓国で暮らすようになりましたので、これからまた新しい発見がありそうです。

いいですね!あんそらさんの新しい発見、楽しみにしております。さて、最初にソウルのガイドブックを作られたあんそらさんですが、大邱へ初めてお越しになったのはいつですか?

実は大邱に初めて行ったのは、2002年でした。それまで格安ツアーでソウルばかり行ってましたが、初めて自分たちで飛行機と宿を手配して、自分のHPや韓国好きが集まるサイト(当時はまだSNSの時代ではなく、ブログすらなかったので、個人のHPが中心でした)などで出会った韓国人の友人に会うため、釜山からソウルへ1週間の旅をしました。その時に、ワールドカップを翌年に控えた2001年大阪で開催されたイベントに大邱広域市が出展していて、その時に親しくなった観光課の方を訪ねたのが大邱初訪問です。いろいろと案内していただいて楽しい時間を過ごしたのですが、その後、長い間再訪問する機会はありませんでした。

親しい人がいると会いに行きたくなりますよね!旅の醍醐味だと思います。長い間再訪問の機会は無かったとのことですが、2度目の訪問はいつでしたか?

時は流れて2013年10月1日、仁川で開催された全国在来市場博覧会に行ったのですが、そこでひときわ大きなブースを出していたのが西門市場でした。ブースにいらっしゃった当時の事務局長さんが「大邱には西門市場という大きな市場があります。一度遊びに来てください」と、名刺をくださいました。韓国の市場が好きで、当時あちこちの市場を歩き回っていた私は西門市場に行ってみたくなり、10月31日に大邱へ向かいました。その日は初訪問から、なんと11年後もの月日が流れていました。

え~!2度目の大邱は11年ぶり・・・

びっくりですよね!11年ぶりに大邱に到着して、以前、ツーリズムEXPOで名刺をいただいていた観光課の方に連絡をしてみたら、すぐに観光協会の丸山さんにつないでくれ、丸山さんの手配でイ・ウォンソプ先生が案内してくれることになりました。西門市場では事務局長さんが迎えてくれ、市場を案内してくれました。余談ですが、ウォンソプ先生がいてくれて本当によかったです。

日本語観光案内士のウォンソプ先生ですね!いてくれて良かった、と言いますと…?

実は、普段1人で身振り手振りのつたない韓国語で何とか乗り切ってたのですが、アジョシが話す大邱の方言が全く分からず、表情も変わらない(笑顔がない!)ので、突然の訪問で歓迎されなかったのかな、怒ってるのかなと。ウォンソプ先生には、事務局長さんは喜んでるよと言われましたが、いやいや怖いし、みたいな。一人だったら場が持たなかったと思います。今はもう慣れましたが(笑)

あはは!そういうことですね。方言&無表情のダブルパンチは慣れるまでドキドキしますよね。

この時、ウォンソプ先生に市場以外もあちこち案内していただき、特に近代建築物などは私が生まれ育った神戸のような雰囲気もあり、大邱に興味をもったきっかけになりました。そこから再訪を重ね、たくさんの人との出会いを通して、大邱のガイドブックを作りたいという思いが募り、出版社に企画書を出しました。今までなかった地方都市のガイドブックということで、説得に時間がかかりましたが、1年がかりで出版に至りました。

なるほど、故郷の神戸に通ずるものを感じたことで興味を持ってくださったんですね。そのおかげでガイドブックが出版され、日本の皆様に「大邱」の存在を知っていただくきっかけになりました。本当にありがとうございます。そんな韓国通であり大邱通のあんそらさん、韓国を旅行する際のマイルールはありますか?

マイルール…。私は好きなところをみつけたら、そこばかり行ってしまいます。いつも同じところに泊まって、同じ道を歩き、同じ店でごはんを食べる。ひさしぶりね、元気にしてた?そんなやりとりが心地よく「暮らすような旅」が好きなのです。

「暮らすような旅」…!大邱は、ぴったりかもしれませんね。あんそら的「大邱で暮らすような旅」は具体的にどんなところに行かれますか?

そうですね…大邱では、1号線中央路駅周辺がそんな場所です。韓方の匂いが漂う薬令市やジンコルモクを歩くと、帰ってきたなーという気持ちになります。今は再開発で変わってしまいましたが、北城路も好きですね。路地や市場、古い建物や看板が好きなので、そんなものばかり捜し歩いています。桂山聖堂から青蘿オンドクあたりも好きなコースです。もちろん、西門市場、七星市場など、市場めぐりは外せません。カフェは慶大病院前エリアによく行きます。あとは独立書店めぐり。数年前から韓国で独立書店が増えていますが、全国でもいち早く独立書店ができたのが大邱です。好きなお店にはほぼ毎回行っています。いつも思いつきで同じようなところばかり歩き回っているので、あまり参考にならないですね(汗)

おお~まさに「暮らすような大邱旅」ですよ!ありがとうございます。コロナ禍で、韓国で暮らすように旅したい!という方も増えたのではないでしょうか。このインタビューを読んでくださっている方へメッセージをお願いいたします。

はい、久しぶりに大邱へ来てみて閉店してしまったお店もありますが、新しくできたお店もあり、賑わいが感じられました。そしてずっと変わらない風景もあり、胸が熱くなりました。初めての方も久しぶりの方も、大邱へ是非遊びに来てみてください!

あんそらさん、お忙しいところインタビューにお答えくださりありがとうございました!また是非、大邱の魅力を一緒にお届けしていただける機会があれば嬉しいです^^皆様も是非お楽しみに~!
あんそらさんのSNSはこちら! TwitterInstagram
更に新しく「大邱慶北情報発信用 あんそら的 大邱慶北Forever」というInstagramアカウントも開設されました!こちらは、今後更新予定とのこと・・・要チェックです♪