「ムンティギ」とは、親指の指先ほどの大きさにぶつ切りにした生の牛肉を意味する慶尚道の方言である。1950年代後半からチョジゲサル(처지개살、牛の後ろ足の内側のモモ肉)をぶつ切りにして、ゴマ油、ニンニク、粗く砕いた唐辛子などを混ぜた調味料で食べていたが、牛の生肉をこのような調理法で食べるのは全国で唯一大邱だけである。新鮮でなければ販売できないメニューである。全国的にはユッケが酒の肴として広く人気を得ているが、韓牛の生肉のムンティギは大邱が元祖である。肉に味付けをしなくても、肉自体に風味があるので物足りなさは感じない。薬味が肉の旨味を引き立てながら肉のモチモチとした食感と調和し深い味わいを醸し出す。
ムンティギは大邱の人々が他都市から友人が訪ねて来ると必ず勧めるメニューで、お店によってはセンコギ(生肉の意)の名でメニュー表に表示されている場合もある。
このグルメが食べられるお店
安心農場直営食肉食堂大邱広域市 東区大経路 1 |
黄牛食堂大邱広域市 中区 中央大学2 434-6 |
ノグリ大邱広域市 中区 中央大学2 439 |
ドゥサン一番地大邱広域市 寿城区 寿城2道 13 |