韓国の中でも辛口で多様な牛肉スープがある都市は大邱が唯一である。タロクッパ(大邱ユッケジャン)の特徴の一つは赤くとろみのある唐辛子油で、スープを煮る時に粉唐辛子ではなく、溶かした牛脂で作った唐辛子油を調味料として加える。牛骨と牛モモ肉を一晩かけて煮出したスープに、ネギと大根、粉唐辛子、ニンニクをたっぷり入れたピリ辛でさっぱりしたスープである。
唐辛子に含まれる辛味成分カプサイシンが夏には汗を排出させ冬には冷えた体を温める役割をするので夏は暑く冬は寒い大邱の気候にぴったりな料理である。1929年12月に韓国の大衆雑誌「別乾坤(ピョルゴンゴン)」には「大邱がユッケジャンの本場」であると記されており、崔南善(チェ・ナムソン)が書いた「朝鮮常識問答」でもユッケジャンが大邱の名物として紹介されている。
タロクッパは朝鮮戦争の勃発により全国各地から避難民が大邱に集まり、「クッパ(スープかけご飯)」を嫌う人々がご飯とスープを「別々に(タロ)」と注文したことに由来する。
このグルメが食べられるお店
クッイルタロクッパ大邱広域市 中区国債補償路 571 |
大邱伝統タロ食堂大邱広域市 中区国債補償路 563-1 |
校洞タロ食堂大邱広域市 中区国債補償路 563 |
韓牛場大邱広域市 中区国債補償路 567 |